心を整える小さな習慣 -eri-
新しい年が始まると、イベントや仕事で満ちていたエネルギーが少しずつ落ち着き、日常のリズムが戻ってくる頃ではないでしょうか。
予定が詰まっていた手帳の余白が増え、生活が元の速度に戻ると、心の状態が静かに浮かび上がってきます。

理由の説明がつかない落ち込みや、なんとなく心が追いつかない日。
逆に、特別なことは起きていないのに機嫌が良く、身体が軽い日。そういう“波”のような心の揺れに気づく瞬間は、誰にでもあるのではないでしょうか。
“メンタルヘルス”という言葉は大きく聞こえますが、
実際のケアはもっと日常的で、小さな選択の積み重ねだと思います。
“ 太陽を浴びるために外へ出ること “。
ほんの数分、光が顔に当たるだけでも、世界の解像度が少し変わる気がします。
光を求める行動は、人間の本能に近いのかもしれません。

“ 身体を動かすこと ”。
ピラティスやトレーニングで筋肉や呼吸に意識を向けると、考えごとが頭の中から身体へと降りていきます。
終わったあとのシャワーの瞬間に訪れる解放感は、ただの運動以上の効能を持っていると感じます。
動くことで心が整うことを、私たちは本能的に知っているのだと思います。
そして、最近とくに大切だと感じるのが、
“ 温度と香りを持つものを生活に置くこと ”。
チャイやハーブティーのスパイスやハーブの、湯気とともに部屋に広がり、心に空白を作ってくれます。
忙しいときほど、この一杯が“時間を区切る役割”を果たしてくれます。

年末に友人のワークショップで“ビジョンボード”を作りました。
一年の夢や願いを写真や言葉で視覚化すると、曖昧な未来が少しずつ輪郭を持ち始める感覚がありました。
頭の中だけに置いていると現実味が薄いものも、目に見える形にすると「もしかしたら叶うかもしれない」と直感が反応します。
これは思った以上に精神に働きかけてくれる行為でした。
こうして書いてみると、どれも特別なことではありません。
専門的な技術ではなく、日常の中に存在している小さな習慣ばかりです。
けれど、
この“小さな習慣の集合”こそが、実はメンタルヘルスケアの土台になるのではないかと思います。

ここで一つ、読んでいる方に問いかけたいことがあります。
「あなたの生活の中には、心を整えてくれる“小さな習慣”はありますか?」
運動かもしれないし、散歩かもしれない。
人に会うことかもしれないし、ノートを書くことかもしれない。
もしくはまだ見つけている途中でも良いのだと思います。
メンタルヘルスは大げさなテーマではなく、
「どう元気に生きるか」という日常の問いなのだと感じます。
その答えは、意外といつも手の届く場所にあります。
Eri
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