2025年を振り返って -ema-
2025年は、私の⼈⽣の中でも特別に濃く、⼼に深く刻まれる⼀年になりました。
結婚式、新婚旅⾏ ――
どちらも、これまでの時間や想いが重なり合って⽣まれた、⼤切な出来事です。
⼀年を振り返ったとき、やはり⼀番に思い浮かぶのは結婚式の⽇のこと。
きっと10年後、20年後になっても、この⽇の情景や感情を思い出すのだと思います。
憧れが現実になった、奇跡のガーデンウェディング

私たちの結婚式は、⼀年以上前から少しずつ準備を重ねてきました。
ずっと憧れていたのは、⾃然に包まれたガーデンウェディング。
⾵の⾳や光、季節の空気を感じながら、⼤切な⼈たちと過ごす時間に強い想いがありました。
ただ、ガーデンウェディングには⼀つだけ⼤きな不安がありました。
それは「天気」。
⾬が降れば、屋外での式は叶いません。
まさに⼀か⼋かの選択でした。
迎えた当⽇、天気予報は降⽔確率80%。
朝は本降りの⾬で、「やっぱり無理だったのかな…」と、正直かなり落ち込みました。
けれど、そんな不安を嘲笑うかのように、式が始まる午後には⾬が⽌み、
空が明るくなり、気づけばまさかの快晴に。
気温もやわらかく、タイミングを待っていたかのように桜が⼀気に咲きました。
あの瞬間は、今でも“奇跡”という⾔葉しか浮かびません。
こうして私は、ずっと夢⾒ていたガーデンウェディングを叶えることができました。
式の最中は、今まで味わったことのないような幸福感で胸がいっぱいで、
来てくれた⽅⼀⼈ひとりの顔を⾒ながら、
「この時間をちゃんと⼼に刻もう」と何度も思っていました。
でも、不思議なもので、楽しすぎる時間は本当にあっという間。
気づいたときには、もう結びの時間を迎えていました。
結婚式が終わってからもしばらくは、ずっと余韻の中。
現実なのか夢なのか分からないような、ふわふわとした幸せな気持ちで
⽇々を過ごしていました。
初めての夫婦旅、新婚旅⾏で広がった世界
そして、もう⼀つの⼤きな思い出が新婚旅⾏です。
初めての“夫婦としての海外旅⾏”。


⾏き先はハワイとも悩みましたが、
「どうせなら、なかなか⾏けない場所へ⾏こう」ということで、
地中海クルーズでヨーロッパを巡る旅を選びました。
正直に⾔うと、私は⾶⾏機が少し苦⼿。
移動時間20時間と聞いたときは、「絶対むり…」と思っていました。
でも、その不安を軽々とくつがえすほど、ヨーロッパの旅は最⾼でした。
バルセロナ → イビザ → シチリア島 → ローマ → サボナ → マルセイユ。
どの街にもそれぞれの国らしさと魅⼒があり、
景⾊も⽂化も、⼈の空気感も、すべてが新鮮でした。
⼀番⼼を動かされた街、バルセロナ
中でも、私が⼀番刺激を受けたのはバルセロナ。
ずっと⾒たいと思っていたサグラダ・ファミリア。
テレビや写真では何度も⾒ていたはずなのに、
実際に⽬の前に⽴つと、⾔葉を失うほどの美しさでした。
繊細で壮⼤な建造物に、⼼が吸い込まれていくようで、
感動のあまり泣きそうになったのを覚えています。
そして、地中海の⾷べ物はどこへ⾏っても本当に美味しい。
素材の味を⼤切にしたシンプルさが、体にも⼼にも優しくて、
⾷事の時間さえも癒しのひとときでした。
バルセロナは、どの建物も本当に素敵で、
どこを切り取っても絵になる街。
歩いているだけで感性が刺激される感覚がありました。
さらに印象的だったのが、癒しのアイテムで溢れていたこと。
お⾹やハーブティー、オーラミストなど、
私の“好き”がぎゅっと詰まったようなお店がたくさんあり、
ついあれこれと⼿に取って、たくさん買い物をしてしまいました。
旅がくれたもの
久しぶりの海外旅⾏は、やっぱり特別でした。
⽇常から少し離れることで、
新しいインスピレーションをたくさん受け取り、
⼼が⼤きく動かされる時間になりました。
2025年は、
「幸せを噛みしめること」
「⾃分の感覚を信じること」
「⼼が動く⽅を選ぶこと」
その⼤切さを、結婚式と旅を通して教えてもらった⼀年だったように思います。
この経験や感情を、これからの⼈⽣やものづくり、⽇々の選択に、
そっと繋げていけたら。
そう思いながら、2025年の思い出を胸に、
また新しい⼀年を迎えたいと思います。
ema























