フェアトレードとは？

根本の意味は言葉の通り、fair（公正な）trade（取引）。不公平な取引・貿易によって生み出されている負の連鎖に対してNOと言おう！という動きです。

現代社会では、食べる人（消費者）と、作る人（生産者）がとても離れてしまいました。

食べ物を作る相手がお隣さんだったら・・・きっとこんな悲しい問題は起こらないと思いますが、

そのことによって、生産者の中には低賃金の貧困生活の中で、学校に通えずに働く子どもたち（児童労働）が生まれていたり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され、健康被害が起きていたりと、

内容を聞くと「なぜそんなひどいことを！」と思うことに、実は自分も消費者として知らずに加担していた・・・なんてことが起こってしまう世の中になっています。

消費者は知らずに買い続け、結果的にこういった仕組みを支援してしまうことになるため、負の連鎖の歯止めがかかりません。

そこで、生産者を団体として守る活動や、消費者にとっても生産者が守られている商品がわかるように「フェアトレード」という言葉が生まれ、世界中で認識されるようになりました。

フェアトレード商品のここが良い！

良いことだとわかっても、やっぱりこちらも一生懸命働いたお金で物を買うのだから、妥協するわけにはいかない！

商品として、何が良いの？と思った方へ。

・正当な賃金で、誇りを持って健康的に働く人がつくる作物と、

・低賃金で、毎日農薬にさらされながら長時間働く人がつくる作物

どちらの商品が信頼できますか？

料理は愛情とよく言われますが、それは作物だって一緒。

質が良い、信頼できる、美味しい！それがフェアトレードの良いところでもあります。

実はフェアトレード＝オーガニックであることが多い

今回はフェアトレードって何？という素朴な疑問にお応えするために、フェアトレードに関して簡単にお伝えしました。

さらに詳しく説明すると、国際フェアトレード基準には、下記のような原則基準があります。

参考）FAIRTRADEJAPAN

「環境的基準」をご覧になって、あれ？これってオーガニックのことでは？と思った方も多いのでは。

そうなんです。フェアトレードとオーガニックは別で訴求されていることも多いため、これらは別の定義のように思われていたり、意味が混同されている方もいるかもしれません。

フェアトレードの視点からは、生産者の農薬による健康被害が起こらないよう、農薬をなるべく使わない有機農業が求められました。

一方オーガニックは、特に低賃金長時間労働や児童労働が深刻になっていた「チョコレート」など扱うブランドを中心に、フェアトレード認証の素材を使っていたり、フェアトレード認証ではなくとも、そもそもそういったことが起こらない自社農園や契約農家の素材を使っていたりします。

もちろんすべての商品ではありませんが、こうした双方からの取り組みの積み重ねにより、結果的に現在のフェアトレード商品はオーガニック商品であることも多いのです。

フェアトレードやオーガニック商品を買うと、他にもいろいろな特典が！？

さらに視野を広げると、「サステナブル（持続可能な社会づくり）」という観点から、商品パッケージの環境配慮や、製造時の自然エネルギーの使用など、様々な視点でより良い未来へ向けたものづくりを行うブランドがたくさんあります。

フェアトレード商品を買ったと思ったら、オーガニックで、さらには環境への配慮もされていたりと、いろいろなハッピーがもりだくさんの商品であることも。

こうした人や地球にとってより良い未来へ向けたものづくりの視点はさまざまですが、例えばomochabakoWEBSSTOREで扱う商品が取得している認証マーク一覧からも、いろいろなハッピーの種類があることがわかります。

さらに興味を持った方は、WEBSTOREでは該当の認証を商品ページの「商品スペック」に掲載しています。

気になる商品があったらここをチェックしてみると、商品やブランドへの理解が深まり、お買い物がさらに楽しくなりますよ♪

厳選おすすめブランドのご紹介

～GEPA（ゲパ）～

フェアトレード業界の先駆者であり、世界最大級のフェアトレードカンパニー

フェアトレードという言葉がまだ世界でも認識されていない頃から様々な活動を行い、世界フェアトレード機関（WFTO)設立にも貢献するなど、フェアトレード業界の先駆者と言えるゲパ。

現在は国際フェアトレード基準よりもさらに厳しい基準を設け、農場のオーガニック転向のサポート（監査料の負担、オーガニックへの転向期間中の奨励金等）や、製品の高品質を保つ取り組みなど、より積極的な活動を行っています。

ゲパの商品一覧はこちらより

～LANDGARTEN（ランドガルテン）～

いち早くオーガニックへの取り組みを始めた、代々続くファーマーから始まったブランド

こちらはオーガニックという言葉が定着する以前から有機農業に取り組む、歴史ある農家から始まったランドガルテン。
2014年には25周年を迎え、今では世界中で愛されるブランドに成長しました。

国際フェアトレード基準が守られている素材の積極的な使用ほか、製造過程で生まれる予備エネルギーの有効活用など、サステナブルな活動も行っています。

ランドガルテンの商品一覧はこちらより

美味しいフェアトレード＆オーガニックチョコレートを食べよう！贈ろう！

美味しくチョコレートを食べるだけで、誰かの笑顔が生まれるかもしれないと思うと、心もほっこりします。

ちょっと落ち込んだ時、チョコレートを一口食べると、「私も頑張らなきゃ」と力が沸いてきます。

そうやって素敵な商品としてフェアトレードへの需要が増え、ブランドが大きくなり、現在はフェアトレードチョコレートをはじめとしてバリエーションもとっても豊かになりました。

つながらない負の連鎖から、つながるハッピーな連鎖へ。

ぜひ美味しいフェアトレード＆オーガニックチョコレートを、お楽しみください。

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